社長コラム
President Column
第62回 合宿訓練のススメ
以前、創業者に弊社が合宿型の研修を行うことになった理由を聞きましたが、最初は通いで研修を行っていたが次の研修までに間が空くため集中力が途切れてしまうこと、研修で学んだことを現場で活かせるほど深い気づきが与えられない等の課題があった。一度合宿型の研修を実施したところ、研修に集中でき、参加者からも非常に好評であったこと、また派遣先の企業からも研修効果が高いという評価があったため、合宿型の研修にしたと言うことでした。実際に私も弊社の研修だけで無く他の合宿型の研修、通いの研修どちらも参加したことがありますが、実感した違いを何点か記します。
①通いの研修では「この時だけ」という意識が強いため他の参加者と積極的にコミュニケーションを取らない→合宿では、しばらく一緒のため積極的にコミュニケーションを取ろうとする。その結果、研修以外にも参加者から刺激を受ける副次的効果がある。
②通いでは研修での気づきや学びが持って一週間程度→合宿型では事ある毎に思い出すため、気づきや学びが長く続く。
③合宿型は日常から離れた場所・環境で行われるため新しい視点や刺激を受け、モチベーションが上がる。
10年以上前になりますが、 70カ国から約 70名、日本人約 70名の計 140名でリーダーシップの合宿型研修に参加したことがあります。講師の講義は同時通訳がありますが、参加者同士の会話は英語で、宿泊部屋も日本人と他国の参加者が同室でした。 4日間の研修で講義、グループワーク、レクリエーション等様々なプログラムがあり、寝る時以外は英語。英語を学んだのは高校までの自分にとっては過酷な環境でした。初日はやっていけるか心配になりナーバスになりましたが、やるからにはと腹を括り、下手な英語で積極的にコミュニケーションを取った結果、同室はアルバニアの女性でしたが、とても仲良くなりました。研修の中で学んだことは沢山ありますが、自分の体験を通して得た気づきは何にも代えがたい価値があると思います。移動中のバスで皆で合唱した「W e Are the World」 ,各国の問題を共有出来たこと、音楽が流れると皆踊り出すこと等、昨日のことのように思い出します。
昨今は合宿型の研修は、時間が取れない、閉鎖的な環境が嫌だと敬遠されることもあるようですが得られるものは大きいので、機会(チャンス)があれば是非チャレンジしてみて欲しいと思います。
第61回 終戦記念日
そう言えば毎年、 8月 15日が近づくとテレビでも戦争を題材としたアニメ(「火垂るの墓」等)や、映画等が放送されていたという記憶がありますが、今年は広島・長崎でそれぞれ原爆が投下された日に、 8月 15日は全国戦没者追悼式の様子を見たぐらいで、以前より戦争について触れる機会は減ってきているように感じました。
昨年「はだしのゲン」が広島市の平和教育副教材から削除され話題になりました。当時は「今の子には、描写がリアルすぎてトラウマレベルになるぐらい刺激が大きいからかな?」と思っていましたが、「浪曲を歌う場面がイメージしづらい」「他人の家で鯉を盗む描写は教育的に不適切」というような理由だったようです。 11年前に松江市で、図書館の「はだしのゲン」が全て閉架に(閲覧制限)なり、その後撤回されるということがありましたがその時閉架になった理由としては、作品中で天皇の戦争責任を問う場面があり、こうした歴史認識を巡る表現を理由に、保守派の団体が学校や図書館から撤去を求めていたという背景があったようです。
私自身も 小学校高学年の頃にクラスの文庫(自由に借りて良い本)の中に全巻あり、読むのが楽しいと言う本ではなく、「苦しくても読まなければならない」という使命感のようなものを感じ、作中のゲンの生き抜こうという姿に勇気づけられながら読破した覚えがあります。その後一週間ぐらいは頭から離れず、悶々と引きずっていました。しかし目を背けたくなるようなことが実際起こっていたという現実を知り、このような戦争は決してしてはいけないと、思わせるには十分に効果があったと思います。
終戦後 79年を迎え、当時のことを話せる方は残念ながら減っていきます。その時に戦争が起きたらどうなるのかをイメージさせることができるか、となると経験者が書いた本や、それを元にした映画等ではないでしょうか。時代が違う、平常時ではなく戦争時の話しだ、ということを理解した上で読んだり見たりすれば違和感はないでしょうし、そもそもそういう判断が出来るような年齢になってから見るようにすれば問題ないのではないかと思います。残念ながら終戦後 79年経った今でも世界では軍事侵攻や紛争が起きています。テレビや学校等で戦争について触れる機会が減っているのであれば、過去の話ではなく今の話として戦争が起きるとどうなるのか、を家族で考える機会を増やしていこうと思いました。
第60回 パリオリンピック
100年前のパリオリンピック時は男女比率が男性 95%、女性 5%だったのを、今回は前回東京オリンピックから男女混合の種目を 4つ増やし、初めて男女同数を実現しているとのこと。また、既存の会場を活かした、パリの観光名所に点在する会場も話題となりました。最終的にパリオリンピック・パラリンピックの開催費用は 約 90 億ユーロ(約 1 兆 4,700 億円)とのことです。前回東京オリンピック・パラリンピックでは、実際にインフラ整備や仮設、恒久施設等で総額 2兆 3,000億円余かかったと言われ、特に新設された 7つの施設についてのその後の利用法等は、建てる前から話題になっておりましたが、オリンピック後の今も、有効活用されているのか分かりません。国家の威信にかけて、立派な設備、仮設で選手陣をしっかり迎え入れたいという今までのオリンピックから、 SDGsも含め時代に合わせて変わってきているように感じました。
オリンピックの本来の目的は『 人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、 人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てること(オリンピック憲章 オリンピズムの根本原則より抜粋)』とされています。選手達の並々ならぬ気迫や、すさまじい練習量に裏打ちされたパフォーマンス、アクシデントに負けない「勝つ」為の意志。それらに感動・共感したり、見聞きすることで私たちも日々頑張って行こうと勇気づけられます。スポーツの威力を直接感じられるオリンピックの進化に、今後も期待しています。
第59回 蛍狩り
第58回 電話応対恐怖症
実際AI電話応答サービスを展開する「ソフツー」が 2023年 8月、 20歳以上の働く男女 562人を対象にオンラインで「電話業務に関する実態調査」を実施したところ、「電話に対して苦手意識を感じているか」との質問に「とても感じる」「やや感じる」と回答した人は、全体の 57. 8%に達し、 20~ 30代では 72. 7%だったようです。
研修の中でも、苦手意識を克服するには数をこなすこと、また常にもっと良い応対が出来なかったかと自分で考えながら一つ一つ応対することだと話しています。「敬語の使い方が分からない(上手くできない)ので苦手」という人もいますが、相手が馴れ馴れしい電話で腹を立てることはあっても、敬語が間違っているために腹を立てたと言う人は少ないのではないでしょうか。言葉や表現を間違ったとしても、一所懸命応対しようとしてくれているのが分かれば、悪い気はしないはずです。電話口の相手が何を求めているのか、どうしてあげるのが今はベストなのかを考え要望が叶えられなくとも他の提案をする、ということを心がければ自然と電話応対のレベルは向上していきます。敬語の使い方については勉強する、その言葉使いに慣れると言うのが一番の近道だと思います。社内で電話応対が上手な人に教えてもらう、またその方の言い回しなどを真似してみると良いでしょう。
研修中に多く質問を受けるのが営業電話への応対の仕方です。「何度も掛かってくるが断れない。」という方も多くいます。無碍に断ると、会社のレベルが問われます。相手も邪魔をしてやろうとか、困らせてやろうと言う悪意で電話しているわけではなく仕事として電話をしています。ですので何度か掛かってくる電話に関しては用件を聞き、上司に確認をし、必要ないと言うことであれば失礼のないように、かつ毅然と断ると良いでしょう。何度も居留守を使ったりすると、相手の手も煩わせてしまいますし、こちらも何度も応対しなければならないストレスがかかります。
電話応対、最初は難しく感じるかもしれませんが、本当にお手上げの時は周りの先輩社員に代わってフォローをしてもらうか、「確認して折り返します。」で一旦時間をもらい落ち着いて対応するかいずれかで対応できれば大丈夫です。恐れずに、どんどんチャレンジしましょう!
第57回 円安が止まらない
従業員はリスキリングの機会や意欲も乏しい。次に取り組むべきは、男女間の差別的な扱いをなくし、非正規労働者に対する機会均等を実現することだ。」(プレスリリースより)
そして、これらは全社的な課題とも受け取れるのではないでしょうか。全てを一気に解決するのは難しいですが、一つずつでも解決し前進していかなければ企業にとっても国にとっても明るい未来はないと感じます。ジャパン・アズ・ナンバーワンの時代は終わりました。明るい未来を切り開く為にどうあるべきか。今は個人、そして企業それぞれが考え、行動すべき時代なのだと思います。
第56回 新入社員
さて、各会社でも一斉に研修等スタートしている頃だと思います。新入社員研修で一番の肝であり、難しいのが「価値観の変容」をどう導き、それぞれ落とし込めるかではないでしょうか。学生と社会人は全く違います。表面的には分かっていますが「社会人」をまだ経験していないので今一、今までとどう違うのかが分かりません。
講師も講義の中で違いを説明したり、今までの馴染み深い経験を使って比喩したりと、様々な手段で分かってもらう努力をしますが『知識+経験=腹落ち』、腹落ちするためには、やはり知識と経験のどちらも必要だと感じます。また、自分で考え、行動し、(チームとして)結果を出すことの難しさと挑戦し続けることの大切さをどうやって感じてもらうか。毎年参加者の気質を見ながら、どう「気づかせ」るのが正解なのか考えながら指導にあたっています。
難しさもありますが、毎年指導を担当するのは楽しみでもあります。今から期待しかない新入社員。数年後にお会いした時に見違えるほど立派になっていたりすると、ジンときます。壁にあたっても折れずに、上手にしなりながら、成長していってほしいと願わずにはいられません。
第55回 震災は忘れた頃に
また、震災関連の番組を見ていて感じたのは震災の年に産まれた子ども達が今、もう中学生になっていると言うこと。震災を知らない(経験していない)世代が増えていると言うことです。経験していない世代に対してただ「大変だった」だけではなく「あそこに逃げれば良い」「こういう防災用品が必要」等、経験者のリアルな声を今まで以上に伝え続けて行くことが求められていると感じました。
第54回 新幹線停電事故
翌日の予定があったため、何としてでも本日中に仙台に戻らなければなりません。 JRの HPを見ても、リアルタイムで更新されていない(他ニュースでは 18時頃復旧との記事も目にしていました)ようでしたので、保険としてオンラインで特急ひたち(常磐線)の座席を予約しながら動けばいいなという淡い期待で東京駅へ向かいました。結果は前述したとおり、新幹線は終日運休となってしまいましたので、予約していた特急ひたちに乗り、乗り継ぎ乗り継ぎで、学生時代に「青春 18切符で色々な所に行ったなぁ」なんていうことを思い出しながら計 6時間かけて仙台に戻って参りました。
海外に比べると、よく日本の鉄道は時間に正確だと言われますが、その陰には沢山の関係者の並々ならぬ努力や知恵が結実しているのだと思います。今回の経験を通して感じたのは、事故は私たちが気をつけていても起きてしまうことはあります。そういう意味で今回の事故後の対応はとても参考になりました。東京駅では多数の臨時のスタッフが新幹線乗り場で困っているお客様の対応を一人一人丁寧に行っていました。また、事前に予約していた新幹線の払い戻しも当日だけでなく、 1ヶ月の猶予期間を設けていたこと、私と同様常磐線乗り継ぎで帰っていた方達への気遣いのアナウンス(「本日新幹線利用予定のお客様には大変ご迷惑をおかけし申し訳ありません。」や「トイレは後方車両にございます。」)等。そして個人的な反省としましては今後出張に行く時は、中容量程のモバイルバッテリーと文庫本を持っていこうと強く感じました。
第53回 初詣
能登半島の地震を見て、東日本大震災の事を思い出しました。物が無くなることよりも、命があれば何とでもなること。募金や支援物資を送って頂いたり、支援活動へいらっしゃった方達への感謝の気持ち。(全国、海外からも心を寄せられているということに勇気づけられました)避難所・自宅避難者への必要な支援物資は日数や時間と共に刻々と変化すること。〔最初は食糧なら何でも嬉しい→必要な生活用品(生理用品・赤ちゃん用品含む)→嗜好品等〕必要な人に必要な物を届けるのは市役所等も被災していることもあり制度上、時間がかかること。常にガソリンを求めていたこと。(給油出来ない為車移動ができない)意外と被災地の人達は元気なこと。(動ける人が頑張るしかないと腹をくくっているため)そして、たとえ自分が経験したくない事であっても、いつか誰かの役に立つことがあるかもしれないと、当時はそんな風に考えていました。
今回の能登半島地震も、復興には時間がかかるだろうと思います。会社としても、個人としても今出来ることを支援していきたいと考えています。どうか被災地にいらっしゃる方には頑張りすぎないで欲しい。外部からの支援に頼れるところは頼りながら、何とか持ちこたえて欲しいと思います。そして、早く安心安全な生活に戻れることを年明けの初詣で、祈ってきました。
第52回 今年1年を振り返って
「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉があります。諸説ありますが、風が吹くと目に砂が入り、目を痛める方が増える、目が見えなくなる方が増えると三味線演者が増える、三味線には猫の皮が使われている(当時は)ので猫が減る、猫が減るとネズミが増える、ネズミが増えると餌が足りなくなって桶をかじる、桶が売れる。という何か事が起きるとめぐり巡って意外なところに影響が出ることの例えですが、コロナ以降様々な業種で色々な影響が出ていることが考えられます。例えば私どもの業種で言えば一例として研修会場の減少などがあります。貸し会議室もかなり減りましたし、宿泊を伴うホテル等は価格が高くなったり、また経営母体が変わったり、残念ながら閉館したりと大きく変化しています。しかし、研修のニーズ自体はコロナ禍にオンライン研修が増え、定着した感はありますが、オンラインだけではなくリアルな研修のニーズも増えているのです。このような今までなかった困り感、他業種でもあるのではないでしょうか。
問題の本質は何なのか、それによってどう経営に影響が出るのかをしっかり見極め、早めに判断をしながらしっかり乗り切りたいと思います。
第51回 今年多発する熊被害
熊と遭遇しないようにするために個人レベルでは、朝夕の熊が活動的な時間帯に里山や森に近いところに一人で出歩かないことや、行かなければならないときには登山者がつけているような鈴やラジオ、大声で話すなど熊に警戒をさせることが推奨されています。北海道に生息しているヒグマは成獣で 200~ 230cm、体重が 150~ 250kg、本州以南で生息しているツキノワグマは成獣で 110~ 130cm、体重 80~ 130kg、そして時速 50kmくらいで走ります。あの動物園で見るような熊にいざ出会ってしまったらと考えると、よほど運が良くないと逃げ切れる気がしません。
熊が出た度に捕獲をするような対症療法的な対応ではなく、根本的原因を探り、それを解決する取り組みが必要なのだと思います。以前ニュースで報道されていましたが、関西では捕獲した熊に ICチップか何かをつけて山に戻し、生態を追跡調査しているとのことです。相手(熊)の行動パターンを知り、以前のような人と熊の適度な距離を保てれば、このような被害もなくなるでしょう。野生鳥獣をめぐる政策や、里山の整備等時間がかかるかもしれませんが、もっと被害が大きくなる前に進めていかなければなりません。
第50回 芋煮会
芋煮会当日は生憎の雨でしたが、ロッジを借りていたため、決行しました。当日までの買い出しや準備、火起こしから肉を焼く担当、芋煮作り担当、子ども達担当とそれぞれ協力して行った結果、社員同士やそのご家族とも交流を深められ、開催して良かったと感じました。
毎年開催していると、各家庭の子ども達の成長も身近に感じられ、嬉しいものです。小学生の時から見ていた子が大学生になり、今年は日程的に参加できないということでしたが、なんと子ども達と女性達へとお菓子や飲み物を差し入れとして一人分ずつかわいくラッピングしてプレゼントしてくれました。こんな気遣いも出来るようになったのだと感動した出来事でした。
各会社に聞いてみると、コロナ後は会社行事を復活させているところと、そのまま無しになっているところがあるとのことです。弊社が復活させた一つのきっかけとしては、コロナ前は当たり前に毎年お会いしていたのに、世界的にも国内的にも不安な状況を経てご家族がどう過ごされているのか、また会社のことも心配されているのではないかという気持ちからでした。ただし、社員本人も含めご家族にも参加の無理強いはしないで欲しいと念を押しつつ当日を迎えると、ご家族からは「また開催してくれてありがとうございます」「皆さんとまたお会いできるようになり、嬉しいです」等という前向きな声が聞かれたので、また来年以降も継続して開催できることを楽しみにしています。
第49回 途中経過報告
また、他の目標に上げていた検定試験 1級合格に関しても、 3級→ 2級まで合格しており、あとは 12月の 1級検定試験に備えるのみです。たかだか歩くこと一つとっても、継続してやることや目標を明確に持って実行する自分の目標管理、やってみると仕事にも通じることが多く得るものが多いです。メリットとしては先手必勝、有言実行が身につく、自分に自信が持てる等。副次的効果としては、風邪を引かなくなる(健康になる)、色々なアイディアが浮かぶ等。デメリットは歩かない(歩けない)とモヤッとしてしまう。自分に負けた感に苛まれる等。あと残り 4ヶ月、全ての目標を達成出来るよう頑張ります!
第48回 夏祭り
今年のお祭りは、コロナの開放感からか4年ぶりの開催だからか全国的に混雑する予想が出ています。実際、先日地元のお祭りに娘を連れて行きましたが、想像以上の長蛇の列(出店)に、暑さもあり何も買わず早々に戻ってきました。この猛暑と、例年以上の人出とあいまって夏祭りへの参加は非常にハードルが高いのだと感じました。かといえ、せっかくの夏の風物詩を楽しみたいという方もいらっしゃるかと思います。参加する際は十分な熱中症予防対策をし、他人に迷惑をかけない、混雑を想定した行動をなるべく取るなど気をつけて楽しんで欲しいと思います。
第47回 猛暑
猛暑日が増えている理由としては「地球温暖化」と「ヒートアイランド現象」が原因と言われています。各企業が脱炭素の取り組みをしていますが、今後の更なる気温上昇を防ぐためにも、私たち一人一人が燃料や電力の消費を控える(具体的には家電製品の電源をこまめに切る・自動車を極力使わない・アイドリングストップ等)など、出来ることをしていかなければならない段階に入ってきていると思います。
第46回 勉強会
今年は 1回毎に担当者を変え、前回は「コンセプチュアルスキル」について事例を元に討議形式で行いました。そして今回は、仙台藩主伊達政宗が眠る「瑞鳳殿」に皆で行き、地元の偉人である伊達政宗の人生やリーダーシップについて学ぶことにしました。朝 9時に現地集合し、担当者からワークシートや補足説明のシートをもらい、狙いや見所について説明を受け、見学スタート。瑞鳳殿は経ケ峯と言う場所に、伊達政宗の遺命により造営された御霊屋で、戦災で焼失されたものの、 1979年に再建されました。仙台でも手つかずの自然が残っており、四季折々の風景も素晴らしい場所です。政宗は豊臣秀吉(白装束で向かい、許しを得たエピソードは有名)、徳川家康に仕え、能や茶道をたしなむ教養を身につけた文化人としても知られており、「伊達者」という由来も伊達政宗から来ているという説もあります。また、スペインへ使節団を送るなど海外にも目を向け、広い視野を持った人でもありました。
見学後の発表ではそれぞれ伊達政宗について様々な意見が出され、地域を代表する偉人でありながら今回改めて勉強することで色々なことに気づくことが出来ました。また、常に学び続けることは必要なことだと再認識でき、良い時間になりました。
第45回 伊勢まいり
参拝した後はおかげ横丁へ。こちらも多くの人で賑わっていました。私自身こちらに最初に伺ったのは23年前!と思うと非常に感慨深いものがありましたが、伊勢神宮自体は紀元前4年に創建されておりますので、 2000年以上、こうして人々を見守ってくれているという事です。ありがたい事ですね。今回参拝して感じたことは、神様だけではなく今の自分があるのは身近な家族や、今まで出会った色々な方のおかげと言うこと。改めて周囲に感謝し、精進を重ね社業に邁進しようと思いました。
第44回 失敗してはいけない?
その世代が皆当てはまるかと言えば個人差もありそうとは限らないのですが、研修中気になるのが受け身(指示待ち)、プレッシャーに弱い、リアルなコミュニケーションに苦手意識を持っている等です。そういう態度を見せられると「やる気がないのか?」と思われてしまうかもしれませんが、いずれも“失敗したくない”という気持ちからそういう姿勢になってしまうようです。
仕事をする上でも、最初から正解が分かっている仕事ばかりではなく予測(計画)をする→実行→フィードバック→改善の PDCAサイクルを回しているのがほとんどだと思います。
まずは予測(計画)してやってみること。そして新入社員のうちは間違っても良い(大丈夫)ということ、失敗してもフォロー体制があるということを伝え、最初は一緒に考え行動し、出来るようになってきたら自分で考え、行動できるよう指導していくことが重要なのだと思います。
第43回 マスクを外すかどうか
「着用する」理由として約 3年近くしていたマスクを外し、顔を見せるのが恥ずかしいと回答した女性が 28.0%だそうです。同じ女性として言えば、コロナ禍になり、変化したのが目元の美容(まつげエクステ・パーマやアイシャドウ等)の需要が伸び、口紅やチーク等マスクで隠れる部分の化粧品が売れなくなったと聞いておりました。アンケート結果を見ると時間がかかりそうですが、徐々にマスクを外す方が増えてくるとまた商品やサービスの需要の変化も出てくるのではないでしょうか。
業務中のマスク着用については各企業によって判断は分かれそうですが、私どもの研修中(室内)は、マスク着用をお願いしております。 5月 8日からは 5類引き下げになるとは言え、感染力の強い病気であることは変わらないので、研修中に蔓延してしまうと研修が続行出来なくなるからです。参加者の方には引き続きのご協力を、宜しくお願いします。
第42回 トップ交代
トップが変わると新陳代謝も図れ事業承継が上手く行く企業と、残念ながらその逆を行く企業とを目の当たりにしてきました。昨年はある団体からの依頼で「事業承継」についてお話しさせて頂きましたが、その後色々質問をお受けしたところからも事業承継についてはなかなか一筋縄にはいかない、お悩みを抱えていらっしゃる企業も多いように思います。
尊敬しているあるお客様(創業者)に、どういう基準で社長を選んだのかお聞きしたところ、「社外からの評判が一番良かったから」と仰っていました。このお客様は普段から現場の社員の方達に色々質問を投げかけ、自分の視点だけでなく他者(その方の上司や部下、時には社外)の評価も取り入れ、人となりや現場の問題点は何か等把握されています。質問された社員は、「急に(ふいに)創業者から質問されるので、つい素直に答えてしまう」と話していたのが印象的でした。また、とあるお客様(税理士法人の代表)に事業承継して上手く行く会社はどんなところかお聞きしたところ、「新社長にやる気(会社を継続していく)があれば、まず大丈夫です」と仰っていました。会社によってトップの基準も異なるとは思いますが、人を育て、育つまでには時間がかかります。経営者として「次期経営者を育てること」は重要な仕事の一つだと思います。今回のトヨタの人事発表を見ていて、その時が来たからこそ然るべき時に本人にも打診し、この時期に発表になったのだと理解しました。
第41回 新年
年明けの良いニュースとしては「コロナ」が第 5類に引き下げになろうとしていることですが、まだまだ先行きが見えないのはロシアによるウクライナ侵攻、その他地域での雲行きの怪しさ。それに伴う国内外様々なインフラの値上げ、物価高騰等。マイナスの環境要因に引きずられず、今年もやるべき事をコツコツ行い、ウサギのように軽やかに成長出来る年にしていきたいものです。
第40回 1年を振り返って
第39回 ハロウィン
元々は、ケルト人の1年の終わりが10月31日だったこと、その日に死者の魂が家族を訪ねてくると言われており、家に戻ったときに飲み物や食べ物を用意していたこと、自分も
仮装することで身を守ることが伝統行事として残っているとのことです。日本では宗教的な意味合いはほとんどありませんが、2014年からは1000億以上の経済効果(バレンタインと同等程度:日本記念日協会調べ)があると言われています。渋谷のスクランブル交差点でのお祭り騒ぎが毎年、ニュース等で報道されていますが近年は渋谷だけではありません。全国各地域でも、イベントとして若者が盛り上がる様子が取り上げられるようになりました。
昔は、小さな子ども達が「 Trick or Treat」と仮装した姿でお菓子をもらう、かわいらしいイメージでしたが、今はニュースを見るたびに事件や事故が起こらないようにと祈るようになりました。最近、韓国の梨泰院で痛ましい事故が起きてしまい、大勢の方が亡くなりました。原因については色々と分析されているようですが、警察は誘導していたが、集まった人数に対し少なく、雑踏警備の基本である人流をコントロールし切れなかったこと(特に主催者がいるわけではなく、届け出がなかった)、有名人がいるとの噂が広がり、瞬間的に大勢が集中してしまったこと、コロナ渦で2年ぶりに規制なしのハロウィンを楽しもうと多くの人が訪れていたこと等があるようです。映像を見る限り「なぜこんな細い道に人々が集まったのか?」不思議に思ってしまいますが、正常に判断できないのが集団心理の恐ろしさでもあります。他人事ではなく、日本でもこのようなことが起きないよう、改めて身を引き締めなければならないと考えさせられました。この件で亡くなられた方やご遺族には心よりお悔やみ申し上げます。
第38回 サーカス
コロナ禍で 2020年 2月末から 8月まで公演中止となるなど( 2020年 6月にシルク・ド・ソレイユは経営破綻している)コロナの影響を受けつつ大変な時期もあったようですがそれを乗り越えようとする演者達の「元気さ」に力をもらいました。パフォーマンスの中で一部、演者が高いところから落ちてしまうハプニングがありましたが、ヒヤヒヤしながら観ていたものの、すぐに舞台袖から演者のケガや無事を確認し、再度挑戦するという演者の意思を尊重しリトライとなりました。この状況でのリトライはハードルが高いだろうなと思いながら見守っているとユラユラしながらも無事にやり遂げました!会場内からは割れんばかりの拍手が鳴り響きました。ハプニングがあったことで余計に演者達は生身の人間だということ、ステージに立つまでに並々ならぬ練習と鍛錬を重ねていることをまざまざと感じさせられました。
第37回 教育のデジタル化
また、社会人教育の現場では今、「リカレント教育」が注目されています。「リカレント」とは「循環する」「再発する」という意味で、生涯現役で働き続けるために、働きながら学ぶことです。「学び直し」という言葉でも表現されますが、元々はスウェーデンの文部大臣の提唱から世界に広がりました。こちらも大学や大学院が社会人向けに提供している授業や、資格試験等様々な学び方があります。私どもの会社でも社員が自主的に自分が興味を持った分野を学び、国家資格を取った者もおります。社会人教育もコロナ後、オンラインや動画等デジタルコンテンツを活用した学びが増えています。実際オンライン研修の指導を担当してみると、リアルの研修でないとできないこともありますが、教材の使い方や解説の仕方など、より分かりやすく参加者に伝えられる可能性を感じています。ということで当社でも今回の社内新聞「閃光」から、活字を減らし動画も取り入れるようにしました。その方が臨場感を持って研修の様子などをお伝えできるのではないかと考えたからです。
今後もあらゆる方面で教育のデジタル化は、ますます進んでいくのではないでしょうか。
第36回 残された問題
銃撃した犯人は即座に取り押さえられ、ある宗教団体に復讐したかったという理由と、お手製の銃を使った白昼の犯行だったこと、SPや警護がついていたのに守り切れなかったことに私を含め多くの国民が、驚かされたことと思います。
世界的にも治安が良いとされている日本でこのような事件が起こったことに対してマスコミは宗教団体が悪い、守れなかったSPや警護の責任等原因の追及以上に報道していますが、果たして何が悪だったのかを特定することで何か変わるのでしょうか?少なくとも安倍元首相は戻っては来ません。復讐しようという行為、殺人行為に関しては言わずもがな、決してあってはならないことだと思います。しかし犯人の生まれ育った環境を見聞きすると、大変だっただろうなと共感できる部分もあります。一人で思い詰める前に誰か身近な人や信頼できる第三者に相談できなかったんだろうか。勤め先での変化に気づき、声をかける人はいなかったのか。何でも話せる友人がいれば結果は変わっていたのではないか。そのように思えてなりません。今は人に干渉されたくないし、したくない人が増えているような気がします。しかし、本来人は一人では生きていけません。
今回のような事件をなくすために一人一人ができることとしては、コミュニティーや自分の周囲でトラブルを抱えているような人がいたら迷わず声をかけてみる。自分の力で解決できないときは解決できそうな人に繋ぐ。要するに「おせっかい」が誰かを救うこともあるのではないかと強く思いました。
第35回 ヒューマンエラーを防ぐには
これは常々感じていることですが人間とは、間違える生き物だと思います。間違えてしまったものはしょうがない。しかし問題はその後どうするか、だと思います。しっかり反省し、次に活かせる人はどんどん吸収し成長していきます。しかし、他責で終わる人は成長がそこでストップしてしまいます。
問題が起きる前に防ぐためにはどうしたら良いか。これに関しては、まずは“社内外の小さな変化を見逃さない”ことではないでしょうか。(法令遵守は当たり前のこととして)顧客や業界全体、環境の変化そして部下や社内の変化等です。それから、リスクを予測をして対策をすることです。
社内で何か問題が起きた時に上司が「大丈夫か?と聞いたら本人が大丈夫だって言ってたんで」という言い訳をすることがありますが、私の経験上「大丈夫」と答える部下に限って大丈夫ではありません。理由は2つです。①元々仕上がりが心配な部下だから聞いている②正確な見込みを立てられる部下なら「大丈夫」とは答えない。
こういう場合は
上司:「この間指示した仕事の進捗はどれくらい?」
部下:「7割程度です」
上司:「何と何が7割出来ていて、手つかずなのはどれ?」や「一旦見せてくれる?」等
という風に現状把握をしっかりした上で、対策を講じる必要があります。
他にも仕組みを変える、風土改善する、社内で共有する等、暑い時期こそ気を引き締めて仕事に取り組みたいものです。
第34回 梅雨明け
急に暑くなったと思ったら「電力需給ひっ迫注意報」が連日出ていたり、梅雨が短かかったと言うことは、いずれ水不足の問題も出てくるだろうと思います。東日本大震災後、福島原発の事故及び停止、老朽化した火力発電所の廃止等から電力の需要に供給が追いつかない状況が続いています。猛暑が予測される今年。いつまで人々の努力で足りない電力を調整できるのか。原発に代わるエネルギーとして太陽光発電、火力・風力・水力発電、他再生可能エレルギー等色々ありますがそれぞれ一長一短です。参議院議員選挙も近づいてきていますが、今こそエネルギー問題について真剣に考え、決断を下さなければならないのではないでしょうか。
第33回 仙台青葉まつりの復活
今年は仙台の青葉まつりだけではなく、青森のねぶた祭りや、秋田大曲の花火大会も開催が予定されているようです。開催可否、参加可否を問われた昨年、一昨年前。しかし経済も回さなくてはいけないというジレンマと倫理観に苛まれた方も多いのではないでしょうか。全国の陶器市やライブイベント等はオンラインで開催したりと、主催者側も工夫を凝らしてリアルな開催を心待ちにしていたことと思います。参加するのであれば羽目を外すのは論外ですが withコロナ、感染対策を万全にした上でルールを守り、お祭りやイベント等楽しみたいものです。
第32回 新入社員
環境が変われば慣れるのも早いはずですので、社内で指導する方は新入社員とは今まで以上にコミュニケーションを取り、考え方やどういう行動が望ましいのかについても教えて欲しいと思います。なぜ、ダメなのか。この仕事の目的は何なのか?自分は良くてもお客様だったらどう思うのか?仕事の基本を教えるにはより早いほうが良いです。そして、私たちも以前は先輩や上司に教えられてきて、今があります。厳しくも温かく、一人前になるまで見守って欲しいと思います。
第31回 ロシアによるウクライナ侵攻、そして
これを第三次世界大戦の予兆と捉え、今後軍事力の増強を図る国も出てくるかもしれません。日本も今回の侵攻を目の当たりにし、対岸の火事とは言えず、遺憾や経済制裁だけでは自国を守りきれない、いざとなったら自分の国は自分達で守るしかないと憲法 9条の改正や、核の共有など様々な意見が出ています。そんな中、国際的に有名なハッカー集団「アノニマス」がロシアで国営放送や映像配信サービスをハッキングし、ウクライナの戦闘の様子を数十秒、映像で流したとのこと。また、他の動画では「現段階で、この紛争を止める最も平和的な方法はロシア国民が立ち上がって プーチンを追放すること。我々は皆さんを支援し、 サイバー的支援を提供する」と意思表明をしたとメディアで報じられました。ハッカー行為自体は違法ですが、現段階で平和的解決が難しく、かつ他国が表立ってウクライナに介入することができない今、放送規制がかかっているロシア国内に真実を伝えることは重要な意味を持つのではないでしょうか。ロシア国内での反戦運動やデモに対する抑圧も強くなっているようですが、このように自由な意見を言えるのも国によっては当たり前ではないと言うこと。それでもロシア国民には目を覚まして欲しい。そして早く当たり前の平和が訪れることを心より願っています。
第30回 バレンタインデー
最近は世界各国のショコラティエ(チョコレート専門の菓子職人)が作ったチョコレートをオンラインや百貨店等で購入することもできます。(一つ○万円という高級なものも!)こんなに選択肢があると何を選べば良いか逆にわからなくなるのでは?と思いますがいつの時代も大事なのは感謝や愛情など、もの(チョコ等)と一緒に想いをしっかり伝えることではないかと思うのです。今年は3歳の娘と一緒にケーキを作りました。バレンタインデーは大切な人に想いを伝え、何かを贈る日だと徐々に教えていきたいです。
第29回 壬寅年
年明け早々、オミクロン株が驚異的なスピードで拡大し、心配されている方も多いのではないでしょうか。感染防止のために医療従事者から始まっている3回目のワクチン接種が待たれるところです。コロナの感染拡大から約2年になりますが、変異株も次々と現れては消え、この戦いはまだまだ長期化しそうです。私もコロナが収束した後の世界はどうなるのか?が気になり有識者の文献や過去の疫病について調べてみましたが、共通していたのは「元の(コロナ前の)世界にはもう戻らない」ということでした。オンライン、テレワーク等デジタル化が進み、「なるべく移動しない」新しい生活様式が Uber EATSを始めとした様々な需要を生み出しています。また、昨年度、東京都は人口減少へ転じました。今後も変化は続くと思われます。引き続き私たちは「時流を見ながら手を打っていく」ということが求められそうです。
今年は壬寅年。壬寅は「新しく立ち上がること」や「生まれたものが成長すること」といった縁起のよさを表しているそうです。悲観したり立ち止まったりすることなく寅のように勇敢に、颯爽と歩いて行く年にしたいと考えています。
第28回 記録会
いつもは車で伴走しながら応援しているのですが、今回は参加者が少なく盛り上がりに欠けると思ったため、私も折り返しまでの半分の距離( 2.5km)を一緒に走ることにしました。普段歩くことはあっても走るのは 10年以上ぶりで、体にはこたえましたが(筋肉痛)皆と共に汗を流すのはとても気持ちが良いと感じました。
途中、加重から走り続けることができなくなった社員もいたため、体調を心配し何度か途中で辞めるか聞きましたが拒否。その後様子を見ながら車で伴走すると、一歩ずつ歩を進め、先にゴールしていた社員が戻ってきて伴走してもらいながらゴールすることが出来ました。その姿を見て諦めずに、年末そして来年も全員で突っ走ろうと思いました。
振り返ると今年も色々な方にお世話になった 1年でした。来年度は『虎のようにエネルギッシュに』『虎のように大胆に』行動していきたいと考えていますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。
第27回 新年に立てた目標の振り返り
すると、全て達成出来ている人は自分も含めゼロという結果でした。 1つは達成出来ている人が一番多く、あと残り 2ヶ月でどれくらい達成出来るか、意識して行動しようということにしました。目標の振り返りは今回で 2回目でしたが、やらないと立てた目標自体を忘れていることが多いので、目標が「絵に描いた餅」にならないよう、適宜振り返りは必要だと感じました。今年もコロナの影響で様々な変更を強いられましたが、自分が立てた目標は自分次第で達成出来るはずです。また、年末には多くの人が全ての目標を達成するよう楽しみにしています。
第26回 人間力を高めるには
内閣府が2003年に定義したのは「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」で、知的能力要素、社会・対人関係的要素、自己制御的要素の3つの要素で構成されるとしています。さらに細かく言うと色々な特徴があるのですが、社会的によく使われる「人間力が高い人」というのは「徳が高い人」というイメージに近いのではないでしょうか。要するに心が豊かな人です。モラルがあり、常に他人のことを思いやり、芯が通っていてぶれず、コミュニケーション力が高く、視野が広い。
古くは「武士道」に見られる7つの徳「義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義」にも通じるところがあるかと思います。(武士道は、100年以上前に新渡戸稲造氏が失われていく日本人の精神を危惧し、世界に紹介することが日本人のためになると信じ、まとめた本です。)
お客様と話をし、以前は身近に“かっこいい先輩”や“上司”がいて、その人の身のこなしや考え方から沢山刺激をもらい、自分の成長の糧になっていたことを思い出しました。もしかしたら今の自分達は若い人から見るとそうではないのかもしれないと反省をしつつ、まずは自分自身が常に人間力を磨かなければいけないことを痛感しました。
そしてお客様にはこのように答えています。『①まずはその社員から憧れられるような上司になること。②そして本人が「人間力を高めたい」と思うように仕向けること。③それからお勧めの人物の講演や書籍などを薦めること。④少し難しい仕事を与えたり、社内外の様々な経験をさせ成長していくと見える景色が変わってくること。周囲に感謝の気持ちを持つようになれば「人間力」が高まってきた証拠です。』と。ポイントは本人の“受容する器”を育てながら様々な経験をさせてみることです。「器」が育っていないと何を経験させてもやらされ感で終わり、お互いに何も残りません。
第25回 想像力
自分と違うものや異質なものに対してどう接して良いか分からない。だから無意識に避ける、という人も多いのではないでしょうか?私も以前はそうでした。しかし、いざ自分の身近にハンディキャップがある方や病気の方がいると、何とかコミュニケーションを取りたいという気持ちで接することになります。また、例えば母国語を話す海外の方と、突然通訳無しで話さなければならないという状況になれば、身振り手振りを交えながらでも何とかコミュニケーションを取ろうとします。その結果、お互いに気持ちが通じ合い、時には笑い合うことも出来るようになります。私自身はそういう経験を通して、お互いの垣根など元々ないのだと知ることが出来ました。
最近たまたま見かけた演出家の鴻上尚史さんの悩み相談の記事(母親からの人の悪意からダウン症の子どもを守るにはどうしたら良いのか)で、このように書かれていました。
~私たちは「当事者にならないと分からない」事がよくあります。でも、「当事者にならない限り気持ちが分からない」のでは、いろんなことが手遅れになってしまいます。その為に想像力を使うのですが、それが不十分な時は当事者から話を聞くと言う方法があります。
~ ARERAdot.文章抜粋
この記事を見て「共生社会」の実現のために必要なのはこれだ!と思いました。ハンディキャップ等あっても無くても相手の立場だったらどう思うか。自分がどういう行動をしたら相手に喜ばれるか。想像力を働かせ常にそういう行動が出来る大人たちが増えれば、世界は変わるのではないでしょうか?
第24回 メダルラッシュ
私が今回、見ていて特に印象的だったのはスケートボード女子パークの決勝。出遅れた岡本選手が逆転を狙い、攻めの技を繰り出し、最後の大技に失敗してしまいました。滑り終えた後、顔を覆い悔し涙を流している岡本選手に次々と他の選手達が近寄り、健闘をたたえ、担ぎ上げると泣きながらとても良い笑顔になったのです。結果、岡本選手は4位でメダルは取れませんでしたが、その光景を見ていて、「スポーツマンシップとは、またオリンピック精神とはこういうことなんだろうな」と胸が熱くなりました。
第23回 自然災害
一方で海外に目を向けると、カナダのブリティッシュ・コロンビア州では記録的な熱波が続いており、山火事が 170件以上発生し、一時カナダ史上最高気温となる摂氏 49.6度を記録するなどこちらも多くの被害が出ています。ここ近年、今までに無い自然災害が多発しているように感じますが、気候変動の影響で熱波や大雨などの異常気象の頻度が増加しているのではないでしょうか。これ以上被害が出ないことを祈ると共に、今できること(ハザードマップで周辺の危険地域を確認しておく・避難時に備える・家族間で共有しておく)をしっかりしていこうと思います。
第22回 NHK朝ドラ
第21回 オリンピック 開催?延期?中止?
調べてみると近代オリンピックが 1896年(アテネ大会)に始まってからオリンピックが中止されたのは 5回あります。いずれも理由は「戦争」です。開催予定地が戦場になったり、戦況が悪くなり中止されていました。近代オリンピックが始まる礎を築いたピエール・ド・クーベルタン(フランスの教育者)はオリンピックの精神を「スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献すること」と唱えています。これが、オリンピックが「平和の祭典」と言われる所以になったと言われています。
全世界で328万人以上の方が亡くなり、変異型ウイルスが猛威を震う今の状況では開催地である私たちも、そして参加予定の選手達も安心して競技に打ち込めるのか、甚だ疑問に感じます。今まで真剣にオリンピックを目指し厳しい鍛錬を積んできた選手や、関係者の方達のことを考えると心が痛みますが「オリンピックが楽しみ」そう純粋に心待ちにできるようになってから開催しても良いのではないでしょうか。
第20回 宮城県のコロナ感染拡大
なぜ急増したのかについては、専門家によると多様な要因があるとのことです。例えば 2月以降の首都圏との往来の増加、東日本大震災関連での他県来訪者の増加、 2月に発生した地震の復旧、査定関係者の来訪、宮城県が 2月下旬に go to イートプレミアム付き商品券を再販したこと等です。
クラスターが発生している飲食店やカラオケ店等から、自粛期間が長くなるにつれての全体的な気の緩みも少しあるのかなと感じています。いずれにせよ、何かのきっかけで爆発的に急増するウイルスの怖さを感じ、改めて気を引き締めて万全の感染予防対策を行わなければならないと感じています。
第19回 震災から10年
さて、今年で9年目になるのですが毎年3月11日に、震災にあたり、亡くなられた方への鎮魂、世界中から頂いた支援に対する感謝、震災の風化防止や防災意識の向上を目的に仙台市の公園で「キャンドルナイト」を実施しています。2012年3月11日に、当時私が所属していた団体で最初に主催しておりましたが、今は「キャンドルナイト実行委員会」
として地元の高校生が主体となり、実施している事業です。震災を経験した高校生たちが次世代に想いを繋げるために頑張っていますので、ずっと陰ながら支援を続けていきたいと考えています。
第18回 新たなチャレンジ
第17回 新たな年を迎えて
さて、今年も仕事始めに会議を行い、経営計画の発表及び各自の新年の抱負を発表してもらいました。リアルな研修は、参加者及び担当講師全員が事前に PCR検査を行い、できうる限りの感染予防対策を徹底的に行い、参加する方や所属する企業、ご家族が安心して研修を受けられる体制を整えます。また、新たなオンライン研修を増やし、充実させていきます。
ちなみに個人的な目標で多かったのは「○○ kg痩せる」「読書数を増やす or質を変える」でした。目標は立てるだけでは意味がないので、年に 3回予定通り出来ているかどうか、振り返りの機会を設けたいと考えています。昨年はコロナ禍とは言え、年始に立てた目標を全て達成できた社員はいませんでしたので、環境や自身の状況が変化しても目標は達成できる組織にしたいと考えています。
第16回 今年を振り返る
例えば、新たなオンラインカリキュラム「 e訓練(一般社員・新入社員対象)」を社員全員で作り上げました。サービス内容も一から考え、従来の eラーニングより効果を上げるための工夫を随所に入れています。(①各映像教育の後に必ず理解度テストを実施→合格点を取らなければ次に進めない特訓形式②知識を実際に身につける為に、双方向オンラインでのライブ研修実施③自分で立てた目標を達成できるまで終われない)また、「 e訓練」を商標登録するべくチャレンジし、無事商標登録することができました!(登録第 6310305号)現在進行形ではありますが、弊社ホームページも、新しく作成している最中です。
個人的にも検定試験にチャレンジし、無事に一時試験は通過しました。あとは二次試験を頑張るのみです。何か困難があった時にただ立ち止まるだけではなく、少しずつでも進んでいけば、いずれ突破出来るだろうという考えで突き進んできた一年ですが、来年も自分自身を含め会社を成長させながら、より良い研修が提供できるよう頑張って参りますので、宜しくお願いします。
第15回 ある大物歌手の涙
歌手として歌いきれなかった、という事実はあるもののこんなに感情のこもった歌を聴いたのは初めてで、改めて「想いは必ず人に伝わる」と言うことを実感した出来事でした。
第14回 実りの秋
「一葉落ちて天下の秋を知る」という諺がありますが、今こそ、予兆を見逃さず先読みが必要な時ではないでしょうか。業種によっても違いますが弊社もやはりお客様の悩みやニーズが変化してきていると感じます。「コロナ鬱」という言葉もあるようですが「テレワーク等により社内のコミュニケーションが取りづらく、モチベーションが下がっている社員がいても気づけない。」「一体感が感じられず帰属意識が低くなった」等の悩みやe-ラーニング、オンライン研修等を経て、やはりリアルな研修に派遣したいというニーズも増えています。
Withコロナの今、コミュニケーションの取り方は変わっても、相手に気持ちは伝わります。会えないならオンラインで。電話で。LINEやメールで。「最近元気なさそうだけど何かあった?」「なかなか会えないから電話してみようと思って」等、まずはコミュニケーションを取ろうと行動することが大事なのだと思います。その際特に対面以外のコンタクトを取る場合には、感情が伝わりにくく冷たい印象になりがちですので意図的に語尾や声のトーンを上げたり、最初と最後に気遣いの文章を入れるとマイルドな印象になるのでお勧めです。会社はただの器であって、主役は働いている社員です。心身ともに健康で活き活きと働いているか、経営者や管理者の方には予兆を見逃さないようしっかり見て欲しいと思います。
第13回 防災の日に考える
第12回 最後の言葉から
スティーブ・ジョブズ氏はアップル社を創業し、その後の活躍は皆さんご存じの通り、人を惹きつけるカリスマ性を持ち、天才と言われ富と名誉を欲しいがまま手に入れた、いわゆる成功者というイメージでしたが、膵臓がんになり56歳で逝去しています。諸説有りますが、「最後の言葉」はジョブズ氏が亡くなる前に後継者に話した言葉とされています。改めて全文読んでみると、とても心に染みました。
この世の全てを手に入れたように見える人でも、病気には勝てない。そして最後に後悔し、富とは関係の無いことを追求した方が良い。人生の最後は愛情にあふれた思い出しか持って行けない。それこそが本当の豊かさであるということ。やりたいことをやりなさい。自分や家族、パートナー、友人等他人を大切にしなさい。というメッセージで締めくくられています。(かなり抜粋していますので全文読みたい方は検索してみてください)
アフターコロナの時代は、価値観も変わってきます。おそらくもっとシンプルに。今、ジョブズ氏の最後の言葉が自分自身の心に染みたのも、シンプルに真理を説いているように感じるからだと思います。個人的にもタスクの優先順位を価値観に沿って整理し、会社としても変わるものと、変えちゃいけないものの価値観を皆と再度共有することが大事だと感じました。
第11回 コロナ禍をアイディアで乗り切る
第10回 今後の取り組み
私どももまずは自分自身が感染しないように、また研修参加者の方達が安全に、かつ安心して研修に臨めるよう細心の注意を払い、準備を進めています。まずは4月に予定していた新人研修が6月と7月、2回に分け少数で実施予定です。入社後、研修を受けるまでに期間が空いてしまう・・・という声をお客様から頂いたこともあり、研修実施までに全5回、社会人として必要なマナーテストや、命令の受け方・報告の仕方、敬語の使い方等通信教育を今現在行っているところです。
今年入社した新人の方達は大変な思いをしていると思いますので、少しでもその不安を払拭出来るようにとある社員からのアイディアでした。また、研修に派遣は出来ないけど学ばせたいという企業向けにオンラインでの新しいサービスも現在構築中です。近日中にホームページ等で発表出来ると思いますのでご期待下さい!
第9回 母の日
母の日は元々アメリカから伝わったようです。諸説有るようですが、代表的な1つに「アンナ・ジャービス」という女性の逸話があります。アンナ・ジャービスの母である「アン・ジャービス」はアメリカの南北戦争で怪我を負った兵士のケアに携わってきた女性でした。彼女が亡くなった時、娘のアンナ・ジャービスはその死を悼み、開いた追悼式で、アンナは母であるアンが好きだったカーネーションを参列者に配ったのです。ここで配られたカーネーションが、アンの好きな白いカーネーションだったことから「亡き母に贈るカーネーションは白」という風習が生まれたと言われています。ところで私が小さい頃の母の日の代表的なプレゼントと言えば「カーネーション」「エプロン」「お手伝い券」のような「母」を想像させるような感じだったと記憶していますが、最近は違っているようです。ガーナチョコレートのロッテで母子関係についてアンケートを取った結果、母も子も、9 割以上が 「母子の仲がよい」 と答える一方で、6割以上の母親が、普段の生活において子どもと過ごす時間を増やしたいと答えたとのことです。この調査結果を受け、ガーナチョコレートの今年の母の日のキャッチコピーは「ありがとう」ではなく『母の日は、ママといっしょに。』だそうです。子から母に何か「モノ」をプレゼントする、から一緒に何かをする「コト」をプレゼントする傾向もあるとか。時代が変われば、母子の関係も変わり、プレゼントも変わってくるんですね。一緒に過ごす、事が難しくとも毎年母の日くらいはせめて電話でゆっくり話す時間は取りたいなと思います。
第8回 寂しい春
第7回 コロナショック
第6回 新型コロナウイルス
第5回 新年の抱負
第4回 なつかしい弔問
第3回 あおり運転
第2回 参議院議員選挙
今回の参議院選で印象的だったのが、与野党ともにSNS等のインターネットを上手に活用し選挙活動していた候補者が当選したことです。時代の変化とともに、選挙活動の在り方も変わってきているなと肌で感じました。特に若い世代のネットでの反応(書き込みや演説の集客)は早く、今後の可能性を広く感じさせられました。政治家の方たちの政治活動の配信が若い世代に上手く広がり、政治がもっと身近になれば、投票率も上がってくるのではないでしょうか。日本では政治の話は嫌厭されがちですが、自分の国の将来のことですから、他国のように自然に、政治について語れるようになればいいなと思わせる選挙の結果でした。
第1回 掃除の重要性